出展レポート「Japan IT Week 2018 IoT/M2M展」

2018/06/25

カテゴリー:イベントレポート

2018年5月9日〜1日の3日間、東京ビッグサイトで行われました Japan IT Week の「IoT/M2M展」に出展させていただきました。その様子をご報告いたします。

[振動センサー・ゲートウェイを用いた解析システム]

サイレックス・テクノロジー、及びDSPC(デバイス&システム・プラットフォーム開発センター)と共同で開発した、振動解析クラウドシステムを展示いたしました。

DSPC社の振動センサーが25Khzでサンプリングした高周波の生データを5分に1回Kii Cloudに送信し、サーバ機能拡張をつかって同社の解析システムに送信、FFT解析後のデータを受け取って、その両方を表示します。

今回展示したモデルは、振動センサーのプローブと本体が分離しているタイプで、その二つがUSBケーブルで繋がれていますが、より設置が簡単になる一体型のモデルも近々販売開始のご予定とのことです。こちらもご期待ください!

ゲートウェイ装置、GW-100ANはサイレックス・テクノロジー社にご提供いただきました。このゲートウェイ装置は、Kiiの Gateway Agent をあらかじめ組み込んだ形でご提供可能なもので、SIMカードを挿入してセルラー回線が利用できる他、BLEやシリアル接続、有線/無線 LAN などが利用可能です。

振動センサーとゲートウェイ装置の間は、実際にはBLE接続を利用して簡便に接続できますが、展示会場では電波状況が悪いことが予想されたため、有線シリアル接続と致しました。状況に応じて柔軟に接続方法が選べることも、このゲートウェイの特徴の一つです。

[防犯カメラと振動センサーを用いた車両の盗難防止システムのデモ]

Asset Monitoring とは、「機器を監視し、警報を発したり、クラウド側から制御できる」「地域、組織、役割に応じたアクセス権を設定できる」「データエクスポート機能を利用した外部システムとの連携や、データのマネタイズができる」といった特徴のある IoTソリューションで、Kiiが自社のIoTプラットフォーム上にルールエンジンも含めて自ら開発・構築したものになります。

ご利用事例として、防犯カメラと振動センサーを用いた車両の盗難防止システムをご紹介し、カメラとセンサーのサンプル機を展示しました。実機では下記のような動作を致します。

  • 振動・GPSセンサーは車体につけておく
  • key fob はオーナーが持ち歩く
  • key fob が近くにあるときに振動センサーがエンジン始動を検知しても警報は発せられない
  • key fob が近くにないときに振動センサーがエンジン始動を検知すると、常に駐車場の映像を録画をしているビデオカメラがその時間付近のビデオクリップを作成、Kii Cloudに送信。同時に警報メールがオーナーに送られる
  • オーナーは Asset Monitoringのコンソールにログインし、ビデオクリップを確認した後、GPSセンサーが送ってくる車体の位置情報を確認

この事例のお客様を通じ、カメラ、センサーを含めてご提供可能ですので、ご興味のある場合には是非お問い合わせください。

[事例1 バッテリー Battery Monitoring]

インドにおける事例になります。

個々のバッテリーセルからのデータ ( 電圧、電流、温度 ) を取得し、どのセルが劣化したか遠隔地で判定します。導入前は定期的に保守作業者が巡回していましたが、保守作業者の派遣を必要最小限に抑え、また事前準備により作業が効率化しました。

[事例2 定温倉庫 Cold Storage Monitoring]

温度管理ソリューションの事例です。

Asset Monitoring のマルチロール機能を用いて、各ステークホルダーが自らの責任範囲を監視します。この事例では Kii がデバイスを含めて提供していますが、他のデバイスで もインテグレーション可能です。

[事例3 肥料・燃料タンク Tank Monitoring]

タンク残量管理ソリューションの事例です。

カリフォルニアの農業地帯に灌漑用の水路が走っており、その水路から水を散水するポンプの燃料や、液体燃料の配送効率化の取り組みです。

広い地域にポツポツと点在する燃料タンクですから、いってみたはいいけれどあまり減っていなかった、ということでは配送の効率が大きく落ちてしまいます。そこでAsset Monitoringの仕組みをつかって、配送を効率化しています。

燃料業者、液体肥料業者が、各顧客、各タンクごとの残量を監視し、補充車両を派遣します。補充のタイミングや労力を最適化できるほか、最適な巡回経路を提案する機能を開発中です。

[燃料配送経路最適化デモ]

それぞれのタンクの残量を通知するだけでなく、最適化された配送ルートを提案システムも開発中です。そのデモを展示いたしました。下記のように動作致します。

  • 残量の減った燃料タンクを効率的に回るための巡回経路を自動的に計算し提示します。
  • デモでは、東京都のバス停 2000箇所を地点データとして用いました。
  • 15台のトラックが、3箇所の営業所を出発し、途中でトラックに積載している燃料が不足すればガソリンスタンドで補充してタンクへの補給を続け、最後は営業所に戻ってくる想定です。
  • 作成されたそれぞれのトラックの配送計画は、各作業者に対する巡回地点の詳細情報(到着予定時間、作業時間、最適補給量など)として、モバイルアプリ等を通じて提供する想定です。

初期状態です。

地点を各トラックに割り振って行きます。

経路が作成できました。それぞれの色が1台のトラックの経路を表しています。

棒グラフのように見えるものが各タンクの燃料の残量を表しています。

初期状態でバラバラであった各トラックの配送時間が、計算が進むにつれて均一になってきます。

今後はこのシステムをAsset Monitoring にインテグレーションし、ますます役立つものとしてお使いいただける予定です。

[GDPR]

GDPRとは、欧州連合 (EU) の「一般データ保護規則 (General Data Protection Regulation=GDPR)」は、日本でいうところの個人情報保護法に相当するような、 EU レベルのデータ保護法です。欧州経済地域住民に関するデータを取得する企業・組織は対応が必要で、EEA 外に所在地のある企業・組織も対象になります。

Kiiをご利用いただく場合、サーバ側を管理する責任を Kii が負います。 クラウドサービスを利用して EEA 住民の個人データ を収集する場合には、お客様は、GDPRの規則にしたがってデータ処理ができ、「処理者」として管理者 - 処理者間の契約締結ができる事業者を選ぶ必要がありますが、Kii はそのような事業者にあたります。


お陰様で、今回も沢山のお客さまにブースをご訪問いただきました。
より詳しい情報をお求めの方は、是非お問い合わせください!



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