夏の一冊:『出口のない海』

2019/08/15

カテゴリー:Silicon Valley Now

Vol. 227 日本では知られた一冊だと思いますが、遅まきながらこの夏、心に残った本がありました。今月は、小説のご紹介といたしましょう。 <命と向き合う秀作> この夏、偶然に本屋で見つけた本。それは、横山秀夫氏の『出口のない海』(講談社文庫)。 1996年に刊行された同名小説を全面改稿し、2004年に出版された単行本の文庫版です。 それまでお名前すら存じ上げなかった横山氏をテレビのインタビューで見かけて、新聞記者を経て小説家に転じた経歴を知り、氏の作品をぜひ読んでみたいと幸運にも本屋で出会った作品です。 舞台は、太平洋戦争でアメリカと戦っていた頃の日本。甲子園の優勝投手が六大学野球チームで怪...

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